*mixi のゲームサークルコミュニティ (クローズド) に投稿してあった記事の転載。*
ボクの名前はパディントン・シェラトン。
冒険者だよ。
今日は前回の冒険で発見できなかったうちのお鍋を取り返しに行くんだ。
いとこのチェリちゃんも一緒だよ。
チェリちゃんは妖精さんとお話できるんだって。
宿屋のおやじさんにおべんともらって冒険に出発ですよ。
まずは聞き込みってやつらしいよ。
ムキムキマンの宿にいるおじいさんに聞いてみたら、例の鉱山は掘っていたら遺跡が見つかって当時大騒ぎになったんだって。
遺跡発掘はきっとお母さんの方が詳しいよね。
おうちに帰ってお母さんに聞いてみると、当時その遺跡の調査に行ってたんだって。
ボクたちがグレムリンを倒した部屋の奥は通路が続いてて、その奥の広くなったところに遺跡の壁があるんだ。
そこは壁があるだけで中にはつながってなく、遺跡の入り口は別のところにあったんだって。
うちの盗まれた鍋もそこの遺跡で見つけた何やららしいんだ。
ボクも知らなかったよ。
何事も無く例の鉱山入り口に付いたよ。
入り口にとっても大きな足跡があったんだ。
とっても大きな怪物がいるのかも、って言ったんだけど、お兄さんは見間違いだって聞いてくれないんだ。
様子をうかがいつつ奥に進むよ。
グレムリンを倒した部屋の奥の扉はカギがかかって閉まったままだね。
昨日買ってきたスカウトツールでカギを開けようとしていると、チェリちゃんが上の棚にカギ束をみつけたんだ。
ボクのサーベルでヒョイとカギ束を取って、カギを開けるよ。
扉を開けるとガランガランガラン...って奥まで何か鳴ったんだ。
こんな仕掛けになっていたんだね。
奥に進むことにするよ。
しばらく通路を進んでいくと扉があったんだ。
この先が広間になっているのかな。
念のため罠がかかっているか調べてみると毒針の仕掛けを見つけたんだ。
解除して扉をあけることにするよ。
この前のパターンだと開けた途端に中から何か飛んでくるんだよね。
矢だ!
予想通りボクに矢が突き刺さるよ!
お兄さんが飛び込むと、言われたとおりそこは広間で向かいには遺跡の壁があるみたい。
壁の手前は土が盛ってあって、暗くてよく見えないけどだれか上にいるよ。
ボクたちは一旦扉の後ろまで下がって回復することにしたんだ。
再度広間に飛び込むと、お兄さんは正面の敵に向かったんだ。
チェリちゃんはレッドキャップだって言ってるよ。
ボクは他に敵がいないかあたりを見回してると、右のほうからゴブリンが走ってきてボクに殴りかかってきたんだ。
ボクはゴブリンに重傷を負わせたところで弾が切れたんだ。
再装填しようとしていると、レッドキャップを倒したお兄さんが魔法でさっとゴブリンの止めをさしたんだ。
さすがお兄さん、やっぱりかっこいいよね。
チェリちゃんが回復してくれたから楽勝でしたよ。
他に敵はいないか調べてると、奥の方から声がするよ。
近づいてみると広間の隅にはボクのうちの鍋がさかさまに置かれていて、その中から声が聞こえてくるみたい。
開けると中にいたのは見覚えのあるコボルトさんだったんだ。
どうやらやつらに連れられてきたみたい。
広間にはお鍋のほかにいろんな物があったよ。
きっと村から盗まれた物だね。
ボクたちはお鍋に入れて持って帰ることにしたんだ。
コボルトさんも一緒だよ。
宿屋まで着くとおやじさんがコボルトさんを知ってたみたい。
ムキムキマンの宿にいたんだって。
そこからやつらに連れ去られたんだね。
それで見覚えがあったんだ。
おやじさんに報告して、見つけてきたいろんな物を渡したんだ。
やっぱり村から無くなった物みたい。
お鍋はおうちにもって帰ろう。
お鍋をとりかえしておかあさんも喜んでたよ。
おいしい料理が作れないと困るからね。
お鍋の他にいろいろ無くなった物が戻ってきて、村の人たちからもお礼をもらったんだ。
ボクたち村の英雄ってやつですね。
次の冒険につづくよっ!
筆: Pomatoto
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お兄さん「5 段落目の『昨日買ってきたスカウトツールでカギを開けようとしていると』ってお前……罠がかかってないかどうか調べろって言ったのにカギ開けようとしてたのか……orz そりゃ罠見つからん罠。ガランガラン音が鳴るのも当然だ罠」
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